しらす佃煮といえば地元和歌山ではすぐにカネ上の名前が出てくるほど有名らしいです。
ご飯のお供に、お酒のおつまみに、口に入れた瞬間に甘辛くて濃厚なしらすの佃煮の味の後をほんのりと生姜の爽やかな香りと共に旨味が追いかけて広がっていきます。大人よりも、子供の方が喜んでくれるといって買っていかれる方も多いです。
しらす佃煮やいかなご釘煮を作るには、 まず「素材」選びから始まります。
しらす佃煮の場合はしらすを一度釜ゆでしてからしらす佃煮に炊き上げるのですが、普通の釜揚げしらすの茹でかたではなく、佃煮用の茹でかたをしないと佃煮には使えません。
いかなごくぎ煮の場合は、短いシーズン中に和歌山や阪神方面の漁港に水揚げされたいかなごをカネ上の6人の目利き達が厳しい目で吟味し買い付けてきます。 その買い付け量はシーズン中の全量をあわせると、なんと200t〜380t!
いかなごくぎ煮に適した最高のものだけを大量に仕入れたいかなごの中から選んでいかなごくぎ煮に炊き上げるのです。
カネ上のいかなごくぎ煮の美味しさの秘訣は、とにかく活きのよさにこだわりにこだわった生のいかなごにあります。

しらす佃煮といかなごくぎ煮の調味料には「ざらめ砂糖」、醤油の本場和歌山の地元で作られた昔ながらの「手作り醤油」、酒・本みりん・生姜(しょうが)を使い、じっくりじっくり丁寧に手間隙かけて作り上げていきます。 材料に調味料に炊き方にと全てにこだわり吟味した味がここにあります。
おかげで、お客様からは、カネ上の「しらす佃煮」と「いかなご釘煮」はどこにもない味だと大変好評を頂いております。